編集者時代9

APEの作った本は最近良く見かける雑誌社から出ている
ブランドムック本に近いと思います。

そう考えるとNIGOさんのやることは、本当に早いと思う。
例えばペプシ社とのコラボなどといった大手企業とのwネームといったことも、
APEからスタートしたことだと思います。
ストリートで密かに流行っていたブランドが大手企業とタッグを組むといったことに
僕は驚いたのを憶えています。
インディーズとメジャーがクロスする状況は、
見ていて面白いかった。
ただ、昔のアンダーグランドでのシーンもカッコよいし面白かったのも事実です。
皆が、知る人ぞ知るブランドがカッコいいと思っていた時代に、
あえてメジャーへと進んでいくAPEに僕はとても興味を持っていました。

で、話は戻ってAPE本の話。
本の構成や特集の内容、表紙の作りなどNIGOさんと打ち合わせをし決めていきました。
なんと表紙は真っ白にAPEの型押しのみとナンバリング。
さらにはその本を迷彩柄のトートバッグに入れてしまう
といったアイデアは、流石だなと思いました。
ページ内にAPEの商品を紹介するページがあるのですが、
あえてのモノクロ仕様、しかも銀の特色を使った印刷です。
絶対に普通の雑誌ではできない仕様なだけに作っているこっちも面白くなってきます。

しかし、まったくの一人での編集作業&ライティングは、かなりの重労働。
また、徹夜の日々が続きます。
紙面のデザインはマンキーさんという
APEのグラフィックを担当しているデザイナーにやっていただきました。
夜な夜なマンキーさんの部屋に行っては打ち合わせ。
寝不足の毎日ですが面白かった、
APEのほかのスタッフにも撮影を手伝ってもらいながら、ようやく完成。
かなりのコストもかかってしまい、
高価な本になってしまいましたが本のほうは完売!
NIGOさんは、その昔に雑誌の仕事もしていたらしく
雑誌作りにも精通していたからこそ。

そんなこんなで、その後もAPEの仕事を多々させていただくことになっていきます。