編集者時代7

あの頃の原宿はとにかく盛り上がっていた。
様々なドメスティックブランドが洋服と自分達なりのスタイルを組み合わせ、
文化的要素と洋服がシンクロした世界観は本当に面白かった。
洋服だけでなくインテリアだったり
バイク、オモチャ、音楽、映画など様々なことに詳しい人も多かった。

思い出すのはブーンでやったスーパーナチュラルマガジンの拡大版のような特集。
山荘に行っての撮影だったのですが、
藤原ヒロシさんがギターを弾き、
M&Mの方がバイクで着たり、
G1950の北さんがイームズの家具を持ってきたり、
YAKさんがデッドヘッズのような感じでギターを弾いていたりと、
他にも様々な人たちが一堂に会し世界観を作り上げていた。
お洒落な別荘でのチルアウトといった感じです。

様々なジャンルの人たちが集まり雑談やバーベキューといった、
あの肩の力が抜けたお洒落な雰囲気は今も昔も好きな世界観。

僕はアシスタントで大量の家具をハイエースで運んでいたのですが、
家具といってもヴィンテージの高価なものなので緊張しました。
帰りの高速道路なんて本当に眠くなるし、
きつかったけど楽しい撮影でした。

今思えば本当に怖いものを運んでいたと思うのが
NIGOさんの家具の撮影でジャン・プルーヴェの家具を
自分でスタジオまでトラックを運転して運んでいたこと。
たぶん八桁はする棚だということを後から知りました。
恐ろしすぎる、
今の方が値段も高騰しているから当時のほうが安いにしても先に教えてください!
と思った、そしたら業者に頼んだのに!!